NOTO

スクラムチームとマネージャーについて

 Date:2020-11-27 23:20:06 +0900
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※未推敲、勢いで書いた。

課題感

スクラムチームとマネージャーの関わり方について最近難しさを感じています。
スクラムチームに対してマネージャーがどう向き合うことが組織としての成果を最大化できるかということについて考えて、そしてわからなくなっています。

背景

自分が今関わっている開発チームではスクラムをベースとした開発運営の手法をとっています。その中で私の役割は組織としてはエンジニアチームの1チームのマネージャー、開発チームとしては2つのチームのスクラムマスターという事になっています。

マネージャーの役割

More Effective Agile を読んでいて、マネージャーのスクラムチームとの関わり方の指針が書いてありました。

「チームをブラックボックスとして扱うという運営規範は、マネージャーが細かい部分にあまり首をつっこまず、方向性を定めるリーダーとして行動することを後押しする。マネージャーが管理するのはチームへのインプットとチームからのアウトプットである。」

—『More Effective Agile “ソフトウェアリーダー”になるための28の道標』Steve McConnell著

本を読んでいた私の理解ですがマネージャーはスクラムチームに対して

上記を前提としているため「マネージャーはスクラムチームを信頼し、インプットとアウトプットを管理する」ということが可能になるというふうに理解しています。

何が難しいのか

自分が難しいと思っているいま時点の認知は以下の2つです。

マネージャーとスクラムマスターの兼務

どちらの帽子で話すか

一つの難しさは他所でもよく言及されているんですが、自分がチームに何かを伝えるときにその発言がスクラムマスターによるものなのかマネージャーからのものなのかメンバーが混乱するというもの。

スクラムマスターはチームの内側の存在、マネージャーはスクラムチームの外側の存在。スクラムマスターからの発言は自己組織化を促進するものですが、マネージャーの発言はチームに対して外側から関与する発言になります。これがちょくちょく混乱を招きそうになるのを感じています。

また、自身ですごく気をつけないといけないと感じているのが、スクラムマスターの発言に見せかけたマネージャーとしての発言やその逆が入り込んでしまうことです。結構意識していてもあとで振り返ったときに気づいて反省をしたりします。

基本的にこれに関する対処は「帽子のかぶり分け」で、発言をするときに「これは〇〇の立場で発言するんだけど...」と言ったり、役割を明示した上で発言を受け取ってもらうという方法が良いかなと思っています。

スクラムイベントへの関与

幸い、自社のスクラムチームのメンバーはスクラムやアジャイルに対する理解があり、より良いチームやより成果を出すためにどうしたらいいかというところにコミットしてくれています。
そのためスクラムマスターの役割である「スクラムを浸透させる」という部分はかなり手が離せる状態になっているかなと思っています。

これは完全に私のいたらないところなのですが、組織のことに関することやスクラムチーム外との調整や採用の業務でスクラムイベントで参加するものを現在絞って参加させてもらっています。現在時間的なリソースを圧迫しているものの多くはいわゆるマネージャーの仕事だと認識しています。
現在の仕事量が マネージャー業 >スクラムマスターとなっており、自身に対して課題感を感じています。

これに対する対処として、自身のスクラムマスターの廃業または移管について考えるという方法を今模索しています。ネックになっている考えは、スクラムマスターを移管した際にチームのアウトプットに影響を与えないかどうかということについて考えています。
チーム内でも決断されるべき内容かと思うので、もう少し思考をまとめてから行動していこうと思います。

開発チームへの活動に関与する余地を感じてしまっている

上記に書いたことの重複になってしまうのですが、個人としてスクラムチームに対して提案又は指示に近い助言を行うことについて課題を感じることがあります。これがスクラムマスターとしてなのかマネージャーとしてなのか判別が難しいという課題があり、おそらくまだ自分の中でこの課題が言語化できてません。

具体的な例ではスクラムチームに会社が向かっている方向やビジネス的な環境や状況についてのインストール、またそれに関連する意思決定に対して少なからず関与が必要な場面を組織運営の場面場面で必要と感じることがあり実際行動に移すことが今年いくつかありました。

マネージャーとして組織の目的達成のために必要な判断だったと今でも思いつつ、スクラムやアジャイルの考え方にあたってみると果たして正解だったと言い切れるかと悩ましく感じたりします。あえてアジャイル側に立ち一つ明確に言えるのは、マネージャーとしてそのような振る舞いをしたことがメンバーの経験機会を奪っている、自己組織化を阻害している可能性には思い当たっており反省するとともにそのリスクを負い決断したという側面があります。ここは今後の反省として活かせるところだと感じています。

アクションとしては、開発チームに要求という形で関与していくことをこれからさらに推し進めていき、チームやメンバーへの委譲を促進することが大事だとこれを書きながら感じました。スクラムマスターよりもマネージャーの帽子で考えている時間軸の方が長いことも自己認識しました。

1on1 にて

今回の記事の関連する事柄を社内の1on1で話したところ、スクラムとしてはスクラムマスターがいなくても回る環境を作っていくことは大事、また自身がチーム・メンバー・組織に対して何を望むか理想とするかで取るアクションは変わるだろうというアドバイスをいただき、原点というか色々立ち返らないといけないな…と気づける機会をいただきました。

また先程書いた要求と権限委譲のあたりの話は今期初めから上長に言われ続けていた話だったりしたのでこれも原点回帰というか今年のテーマだったんだなと改めて感じました。自分の見えてなさと周りの人の見えてる感じとの差に頭が上がらない。

最後に

取り止めもなく考えてることを吐き出してみましたが、今ブログとstandfmを連動させてお試ししてみようというのをやっているので次回はこのテーマについてstandfmでお話ししてみたいなと思っています。もしお便りをいただけるようでしたら Wa (karanai) nder まで質問感想等お気軽にお寄せください。

アクションも少し見えたので現実世界で実行しつつ結果については追って記していきたいと思います。

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