NOTO

チームに対する貢献について最近の気持ち

 Date:2019-04-12 02:26:01 +0900
 Categories: TECHNOLOGY

作業用BGM: 『#4』凛として時雨

序文

私は今おそらく仕事の組織上、開発者でありリーダーでもあります。エンジニアリングマネージャーという括りが昨今色々なところで取り沙汰されていますが、肩書として「マネージメント」という名前は持っていません。

しかしながら、チームの活動について日々考えながら生きており(それは通勤ラッシュの品川駅の電車待ちだったり、一人で真鯛ラーメンのスープを啜っているときだったり)、プログラミングにさく時間より多くの時間を最近は使っています。

ところでじゃあ誰がチームをマネージメント(≒管理)しているんでしょうか?(私です)

でも私がエンジニアリングマネージャーか?と問われると、なんだか違和感があります。その正体は一体何なんだろうとかを考えていました。

前提

エンジニアリングマネージャーという存在

「エンジニアリングマネージャ 定義」で検索しても全然定義が見つからず、代わりに「エンジニアリングマネージャーの仕事」「エンジニアリングマネージャーの役割」「エンジニアリングマネージャーの必要性」などのタイトルがたくさん見つかる。これはエンジニアリングマネージャーというものに対する惑い、曖昧さみたいなものがあることを端的に象徴しているようで面白い。

私の観測範囲だとエンジニアリングマネージャーの戸惑いの原因の一つとして、「エンジニアリングをずっとやってきた人にとってマネージャーと言う仕事が全く延長線上にないため別スキルが求められる」というのがある。当然といえば当然なんだけれど、取り組む仕事の関心が技術から人に移るため今まで学習してきたベクトルと結構違うことが仕事に求めれそこで惑いが生じる。Lv.24の状態でLv.24の敵と戦っていたのに次のステージに行くとLv.25の敵に対してLv.5で挑まなければいけないということが発生してるのかもしれない。

一方で私は

序文にも書いたのだが、その観点で私がエンジニアリングマネージャーなのかというと若干要素的に足りないところがある。マネージメントという職責に対して裁量の一部をCTOが背負ってくれているように感じている。

リードとマネージメントという言葉の響きには「背中を見せて後ろをしばしば振り返る(リード)」と「手を差し伸べて引き上げたり、足を支えて持ち上げる、登り方を教える。ときには力強いチームメートに指導を任せる(マネージメント)」ぐらいの違いがあるように感じる。

そういう意味でいうと、自身がエンジニアリングマネージャーかどうかは答えを持たないけれど、チームに対してマネージメントをしている自負がある。ここでできているかどうかというのは別なお話で一旦置いておいてほしい。

チームデベロップメント

自分は「チームがより活動的になるには」「チームのメンバーが成果を出しやすい環境を作るには」「なにより楽しんで仕事ができるようになるには」みたいなことを考えてるというところに思い当たった。

なんとなくチームをハックしていく感覚から チームデベロップメント という単語に思い当たって、これは違和感が少なく好きだなという感じがした。深夜のテンションで。

話は変わって最近

一年前とか半年前は任された機能を出すことに全力を尽くせばよかったのだけれど今はそうもいかない。端的にいうと実装外のお仕事が徒に多く、限界にきたささやかな感覚がついにあった。リーダーの職務ということもあるがもちろんそれだけではないのでハックの余地はまだある。しかしささやかな感覚があった。

つい最近まで自分が主担のメインの実装を持っていたのだけれど、先日諦めた。

自分の役割について立ち返る

チームを持つとなったときに当初から考えていたことがあった。

最近この思考に立ち返ってふと考えていたときに自分が持つべきタスクについて考えた。そして諦めた。

前の期でチームのメンバーは目に見えて成長しているのを私は感じていたので、あっさり自分がやろうと思っていたタスクをそれぞれ渡すことにした。それはつまり自分のエンジニアリング経験値Get機会を著しく下げることとイコールなのだけど、それが正解のように思えた。

エンジニアとしてはもしかしたらだめかもなーという感じはしてる。またマネージメントって一番うまく言っている状態はマネージメントがなくても駆動していく状態を作ることなのでやがて不要ポジションになる。今はともかくそんなことは一回置いておいて今の会社のプロダクトとか社長の力になることにフォーカスだよなとか考えている。

サーヴァント in the したたか

サーヴァント型のリーダシップに関してやんややんや言われているのでそれ自体は語らないがちょっと単語を借りた。サーヴァントという部分に「自分ができる範囲でチームメンバーの成功を精一杯サポートする」という意味合いを込めてる。

チームメンバーなら成功を勝ち取ってくれると信じているので、裁量を渡してその成功をバックアップする。

それだけだと偽善感が強いのでもう一つの意図(意図というかチャレンジ)を書いておくと、それで空いた分の時間を戦略・戦術を練る時間にできたり、効率化に挑戦する時間だったり、負債を返す時間にあてられないだろうかということを考えている。

手を離すことではあるけれど、それは諦めることではなくむしろ挑戦することだと思ってやっていく気持ちです。なにせ失敗するかもしれなくて、失敗するとまじで成果がのこらないので何やったかわからないけど時が過ぎてた人になりかねない。これはなかなかだ。

締文

最近の気持ちの整理が必要な事柄がいくつかあってその中でまとめておきたかったうちの一つを書き出してみました。深夜テンションで書いているので幾分明日朝起きてどう思うか謎なんですが、最高のチームメンバーに囲まれているうちにいろいろ実験していきたいので頑張っていこうという気持ちです。頑張っていこう in the したたか。

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